トヨタ・ランドクルーザーはSUV車の中でも高い人気を誇る車種で、現行の200系モデルは日本国内だけではなく、海外でも販売されています。

しかし、国内向けモデルと海外モデルでは、仕様が違う点も多く、海外向けには国内販売がないディーゼル車も登場しています。

今回はランクル200系のディーゼル車の国内販売、逆輸入車などの情報を紹介していきます。

ランクル200系ディーゼル車はなぜ国内販売されない?

引用:https://toyota.jp/landcruiser/gallery/

ランクル200系は日本国内の販売モデルがガソリン車のみで、なぜディーゼル車の販売がないのか、気になりますよね。

まず、ランクル200系のエンジン種類に関してですが、国内の200系モデルは登場時に4.7L V8ガソリンエンジンが搭載されていましたが、現行モデルは4.6L V8ガソリンエンジンに変わっています。

しかし、海外向け仕様にはガソリン車の他に4.5L V8ツインターボディーゼルを搭載したモデルも登場していて、海外仕様車ならディーゼルエンジン車の購入もできます。

派生車種のランクルプラドはディーゼル車が登場していますが、ランクルにディーゼル車が販売されない理由として、ランクルのエンジンスペックが関係していると思われます。

ランクルの現行モデルは車体が大きい分、ガソリン車、ディーゼル車共にV8の高スペックエンジンが搭載されています。

日本国内でディーゼル車を出す為にプラドと同じ4気筒ディーゼルエンジンを搭載してもランクルは真価を発揮できず、エンジンパワーが足りないなどの問題が起きる可能性があります。

また、海外仕様と同じエンジンを搭載した場合、日本国内では排気ガス規制をクリアできない可能性もあって、規制をクリアできない場合はエンジンを改造することになります。

エンジン改造にかかる費用で新車価格は高額になってしまい、価格が上がるとディーゼル車の購入者が減ってしまう可能性が高いので、トヨタ社側はディーゼル車の販売を見送り、日本ではガソリン車のみで販売していると思われます。

ランクル200系は今後もガソリン車のみで販売される可能性が高く、ディーゼル車登場の可能性は低いと言われています。

ランクル200系ディーゼル車の逆輸入車は国内で販売されている?

ランクル200系は日本国内ではガソリン車のみが販売されていますが、国外仕様の逆輸入車が日本で販売されているのか、気になりますよね。

結論から言うと、日本国内でも逆輸入車を買うことは可能です。

トヨタのディーラーで購入することはできませんが、逆輸入車を扱う業者はランクルの海外仕様を販売していることがあって、業者販売の逆輸入車を狙うとランクル200系のディーゼル車を入手できる場合があります。

また、業者で販売されているランクルの逆輸入車は日本国内向けの改造が事前に行われていることが多く、購入後にエンジンなどの改造をしなくても車両登録ができます。

ただ、業者販売されている逆輸入車は新車で購入するより価格が高く、様々な仕様違いもあります。

特に大きな違いとして、逆輸入車は左ハンドル車がほとんどで、日本車の右ハンドルと比べると運転感覚がかなり違います。

海外仕様車には右ハンドル車もありますが、右ハンドルの逆輸入車は数が少なく、日本国内での購入が難しい可能性もあります。

ランクル200系ディーゼルの逆輸入車は日本国内での購入は可能ですが、価格はかなり高く、左ハンドル車が多いなど、様々な違いもあるので、購入を検討するなら各装備の仕様違いなどを確認しておくのがいいでしょう。

ランクル200系ディーゼル車を国内で買うなら価格は?

ランクル200系ディーゼルの逆輸入車を国内で買う場合、価格はどのぐらいになるのか、気になりますよね。

200系ディーゼル車は中古車市場などで販売されている車両もあって、中古車、新車で購入価格は大きく変わります

最初に中古車で買う場合ですが、中古車市場を確認したところ左ハンドルの200系ディーゼルの中古車は約700万ほどで販売されていました。

ただ、確認できた中古車は走行距離が10万㎞を超えていて、年式が新しい、走行距離が短いなどの中古車なら800万を超える可能性もあります。

そして、新車、または未使用車で購入を狙う場合の価格ですが、左ハンドルの新車、未使用車は価格が955~970万ほどで販売されているのが確認できました。

国内モデルの新車と比べた場合、ベースグレードと比べると450万ほど、ハイグレードモデルのZXと比べると270万ほどの差があって、国外向けディーゼル車を買うならかなりの価格差を覚悟する必要があります。

ただ、販売されている逆輸入車はカーナビなどのオプション品が装備されていることも多く、新車と比べるとオプションなどの費用が安く済むので、購入する場合は車両代金と諸経費のみに費用を抑えることも可能です。

ランクル200のディーゼル逆輸入車は国内で買う場合、中古車なら700万ほど、新車は900万以上とかなり高く、少しでも価格を抑えて購入を狙うならランクルプラドのディーゼル車などを検討するのもいいと思います。

ランクル200に今後ディーゼル車が来る可能性は?

ランクルは現在までに複数回の改良、マイナーチェンジ、フルモデルチェンジが実施されていて、今後行われる200系の改良やマイナーチェンジ等でディーゼル車追加の可能性があるのか、気になりますよね。

最初に改良やマイナーチェンジでディーゼル車が追加される可能性ですが、改良、マイナーチェンジで200系にディーゼルエンジン車が追加される可能性はほとんどないと思われます。

ランクル200系は2015年に2度目のマイナーチェンジが実施されていて、2015年のマイナーチェンジはデザイン変更、ボディーカラー追加、安全性能の強化などが行われましたが、マイナーチェンジでのエンジンの改良、追加は行われていません。

2017年に行われた改良でもエンジンに関する変更はなく、ランクル200系は今後新たにマイナーチェンジが行われる可能性は低いので、200系の改良、マイナーチェンジでディーゼル車の追加が行われる可能性はかなり低くなっています。

そして、ランクル200系のフルモデルチェンジでディーゼル車が追加される可能性ですが、フルモデルチェンジが実施されて後継車が登場した場合、ディーゼル車が追加される可能性もありえるかもしれません。

マイナーチェンジと違い、フルモデルチェンジは車両のデザイン、装備などが大きく変化し、エンジンに関しても新型に変更されたり、現行エンジンの改良型が搭載されることもあります。

ランクルのフルモデルチェンジが実施されると目玉としてディーゼル車の追加が行われる可能性があって、日本の排ガス規制をクリアした現行エンジンの改良型が搭載されることもありえます。

ただ、ディーゼル車が追加された場合、新車価格がガソリン車と比べて高額になる可能性が高く、ハイグレードディーゼル車モデルは800万近い価格になる場合もあります。

ランクル200系は今後のマイナーチェンジでディーゼル車が来る可能性は低いですが、フルモデルチェンジならディーゼル車追加の可能性はあって、次世代ランクルに期待している方も多数います。

ランクル200系ディーゼル車の国内販売、逆輸入まとめ


引用:https://toyota.jp/landcruiser/gallery/

ランクル200系は国内ではガソリン車のみ販売されていますが、国外向け仕様にはディーゼル車もあって、ディーゼル車の国内販売を求めている方も多数います。

国外向けに採用されているディーゼルエンジンは4.5L V8ツインターボディーゼルという高スペックエンジンで、ガソリン車と比べると燃費がかなり良く、エンジンパワーもあります。

ただ、日本国内の排ガス規制をクリアできるエンジンではなく、国内向けに改造を行った場合は車両価格が高額になるので、現在日本国内ではガソリン車のみが販売されています。

しかし、逆輸入車としてならディーゼル車は購入可能で、新車なら価格が900万以上とかなり高いですが、中古車市場、逆輸入車を扱う業者などで購入が狙えます。

また、今後ランクル200のフルモデルチェンジが実施された場合、後継車にディーゼル車が追加される可能性もあって、価格を抑えてディーゼル車を狙うならフルモデルチェンジを待ってみるという手もあります。

ランクル200系は逆輸入車でディーゼル車の購入が狙えますが、左ハンドルなどの仕様が違う点も多いので、購入を考えているならフルモデルチェンジを待つ、ランクルプラドを候補に入れるなどを考えてみるのもいいでしょう。

ランクル200系のディーゼル車、逆輸入車が気になっている方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

やまぴー
車好き、ドライブ好き、レース好きの30代。
男性。
週末はレーシングカートに乗りに行きたいがなかなか行けず、
近所のイオンまでの往復が数少ないドライブの機会となっている。
時々ランチを菓子パンだけにしたくなる時があるが、
そろそろ健康を意識しないといけない年齢でもあるため、
総菜パンを1個買うか、野菜ジュースを買うかなどいろいろ悩みが多い。
犬と猫なら、猫派。