トヨタ・新型RAV4にはどの様な不具合やリコール情報があるのでしょうか。
新型RAV4は、2019年の4月にフルモデルチェンジが行われ販売が開始された新しい車ですが、
自動車と言うのは工業製品である事から細かな不具合は必ず起こりうる可能性があり、場合によっては
大事故に繋がるためリコールによって対処が必要な場合もある事から、安全に車を使用する上で
正確な情報を把握しておかなければなりません。
そこで今回は、現在新型RAV4で確認されている不具合やトヨタ自動車から発表されている
リコール情報の紹介などを中心に、トヨタ・新型RAV4の不具合やリコールについて解説をしていきます。
Contents
新型RAV4:最新のリコール情報
引用:https://godzilla-japan.com/
トヨタ・新型RAV4は、2019年4月に日本国内では約15年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われ、
再販売が開始された新しい車ですが不具合やリコールに関する情報にはどの様なものがあるのでしょうか。
2019年11月現在、新型RAV4には1件のリコール情報が発表されており、2019年7月24日に国土交通省への
リコール届け出が行われています。
具体的なリコールの内容としては、ハイブリッド車に搭載される電子制御式油圧ブレーキの
ポンプモータ部分を構成する樹脂部品の形成型が不適切であるため、ポンプモータが上手く
ブレーキオイルを流せなくなると言う不具合になります。
また、この不具合は新型RAV4だけでは無くプリウスやカムリなど他車種でも確認されており、
海外ではRAV4を含む複数の車種で販売が停止されるなどの処置が行われるほど深刻な事態となった事でも
話題となりました。
この場合、メーター内に警告灯が表示され続け最悪の場合ブレーキを踏んでも自動車が止まるまでの距離が
長くなってしまい、大事故に繋がる可能性があるため該当する車体番号の新型RAV4に乗車している場合には、
早急にリコール処置を受けなければなりません。
リコールの対象となるのは、2019年4月26日~6月3日までに製造が行われた新型RAV4の
ハイブリッド車2WDモデル173台と、2019年4月26日~6月4日までに製造が行われた同じく
ハイブリッド車のE-Fourモデル(電気式4WD)2158台となり、ガソリン車ではなくハイブリッド車のみ
対象となっている事が特徴です。
現在では、対象となる車両に対して点検を行い該当する車両に関しては、適正なパーツに交換する
リコール処置が行われています。
新型RAV4:故障の誤検知に関する情報
トヨタ・新型RAV4には、現在1件のリコール情報が発表されており2019年7月下旬から
順次リコール処置が行われていますが、それ以外の自主改善などのサービスキャンペーン情報は
11月の時点では発表されていません。
しかし、新型RAV4にはリコールやサービスキャンペーンの対象外となる不具合がいくつ発生しており、
この中でも特に多いのがエンジンの故障を誤検知してしまうと言う不具合に関する情報です。
これは、リコール情報が発表された期間に生産された車両に多いトラブルですが、走行中に
クルーズコントロールなどの機能を作動させるとECU(エンジンコンピューター)が誤検知を
起こしてしまい、エンジン故障とインフォメーションパネルに警告灯が表示され続ける不具合となります。
また、こちらの場合には前述したリコール情報とは異なりガソリン車とハイブリッド車の両エンジン形式で
発生する事が確認されており、最悪の場合にはエンジンが停止してしまい走行を行う事が
できなくなってしまう事も特徴です。
現在のところ具体的な原因は判明しておらず、クルーズコントロールやハイブリッドシステムに関する
センサー部分の部品交換で対処を行い、場合によってはECUの書き換えなどを行う事で不具合を解消させる事が
可能となりますので、不具合が発生した場合には販売店に相談すると良いでしょう。
新型RAV4:リア部分から異音が発生する不具合
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トヨタ・新型RAV4には、故障を誤検知してしまう不具合がある事が分かりましたが、そのほかにも
リア部分から異音が発生すると言う不具合も複数件確認されています。
具体的な症状としては、走行中にリヤタイヤ部分やサスペンション付近からキーキーと
金属音が響くという症状となり、ブレーキの動作中は一時的に異音が解消されると言う点が特徴です。
この症状は、回生式ブレーキを搭載するハイブリッド車に見られる不具合となり、何らかの原因で
ブレーキパッドがディスク面に干渉している、またはサスペンション部分の隙間を調節するための
シムと呼ばれる部品の取り付けが不適切である事が原因となり、異音が発生している可能性があります。
この場合、約500km~1,500km程度走行しブレーキのアタリと呼ばれる慣らしを行う事や、
ハイブリッド車の場合にはアンチスキールシムと呼ばれる部品の交換で不具合が解消される場合がありますが、
改善されない場合にはその他の箇所で問題が発生している場合がありますので、早めに点検を依頼すると
良いでしょう。
新型RAV4:その他の新型RAV4に関する不具合情報
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トヨタ・新型RAV4には、発生件数自体は少ないもののこのほかにも複数の不具合が確認されています。
マフラーの製造不具合や取り付け不良
新型RAV4のマフラー部分は、エントリーグレードから上級グレードまで共通して左右2本出しのマフラーが
標準装着されていますが、一部の車両においては左側または右側のマフラーが左右均等に設置されておらず、
どちらかが2cm~3cmほど下がって取り付けられている不具合が確認されています。
実は、この症状は販売店でも把握をしており他の試乗車なども同じ様に不均等な取り付け方が
されている事から、いわゆる仕様として黙認されているため現在のところは正式に不具合として
対処して貰うことができません。
これは、マフラーを固定する為の取り付けステーの設計不良が原因と考えられますが、余りにも左右差が
ある場合には、マフラーを固定するリングが緩んでいる可能性やマフラー自体の製造不良が原因と
なっている場合もありますので、1度販売店に相談する事をおすすめします。
また、こちらの場合には今後、対策品が出る可能性がありますので定期点検時などに相談を行うと
良いでしょう。
ヘッドライト内部の汚れ
新型RAV4にはこのほか多い不具合として、ヘッドライト内部に汚れがあると言う不具合も
複数件確認されています。
これは、ヘッドライトカバーの内側に何らかの液体物が付着し垂れてしまっている状態となる不具合となり、
片側もしくは両側のヘッドライトに発生している場合があります。
原因は、ヘッドライトカバーをコーティングする際に余剰分となった液体物が垂れてしまいそのまま
固着してしまった事が考えられますが、この場合販売店で状況を確認して貰うことによって
良品のヘッドライトに交換が可能となりますので、症状が発生している場合には相談すると良いでしょう。
これらのほかにも、新型RAV4にはサンルーフ部分のガタツキやシートベルト設置位置からの異音発生など
細かい不具合が複数確認されていますので、気になる場合は販売店で処置を受けることをおすすめします。
新型RAV4:リコールのなどの対象となった場合にはどうすればよいの?
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トヨタ・新型RAV4をはじめとした自動車は、工業製品である事から大小の様々な不具合は必ず起こる
可能性がありますが、もしもリコールやサービスキャンペーンの対象となった場合には、
どの様に対処を行えば良いのでしょうか。
まず、リコールの対象となった場合ですが、こちらは国土交通省にリコールの届け出を行った日付から
必ず数日以内に書面などで自動車の所有者へ連絡が行くようになっていますので、受け取り次第
販売店へ連絡を行いリコール処置の予約を行います。
リコールの処置は、普段利用している民間の整備工場や他メーカーの代理販売店では処置を受けることが
できませんので、新型RAV4の場合には必ずトヨタ自動車の正規販売店に来店し検査や処置を
受けなければなりません。
次に、サービスキャンペーンの対象となった場合ですが、こちらはリコールのように緊急性を要するものでは
ないことから、メーカーから情報の発表が行われた場合でも自動車の所有者へ直接連絡が来る事はありません。
そのため、処置を受ける場合にはメーカーホームページなどで情報を入手し、ユーザー自身が直接処置の
依頼を行わなければなりませんので覚えておくと良いでしょう。
また、新型RAV4はトヨタ自動車の販売チャンネルの中でもネッツ店とカローラ店で販売が行われている
車ですが、他の販売チャンネルであるトヨタ店やトヨペット店でもリコールなどの処置を受けることが
可能となり、混み具合や引っ越し先の店舗状況などに合わせて処置店舗を決める事もできますので
参考にして下さい。
新型RAV4:新型RAV4のリコールや不具合についてのまとめ
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今回は、トヨタ・新型RAV4の不具合やリコールについて解説してきましたが、現在のところ
新型RAV4の場合にはハイブリッド車のブレーキに関する不具合によってリコール情報が発表されている事が
分かったと思います。
また、ECUによる故障の誤検知やリア付近からの異音など、リコールやサービスキャンペーンの対象外と
なる細かな不具合も複数確認されていますので、症状が発生している場合には、販売店で点検や処置を
受けることをおすすめします。
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