2017年7月のマイナーチェンジが行なわれて高級感が増した新型エスクァイアは、ヴォクシー、ノアと合わせて、街中で毎日のように見かける人気ミニバンとなっております。

格子状の存在感のあるフロントグリルが印象的で、一見大きく感じますが、実はスリムで運転しやすいのもエスクァイアの特徴です。

ミニバンらしく、車内の空間も広々としており、乗降も楽々。

そんな新型エスクァイアのサイズ感を検証してまいります。

※本記事にて使用している画像はトヨタ公式ページより引用しております。
引用:https://toyota.jp/

【トヨタ・エスクァイア】実際のサイズ検証

まずは、実際の車体サイズから見ていきます。

新型エスクァイア
Gi Premium Package 2WD
HYBRID Gi Premium Package 2WD


全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,825mm ※4WDは1,865mm

ナンバープレートは5ナンバーです。

トヨタミニバン3兄弟と言われている、ノア、ヴォクシーにはグレードによって3ナンバーが存在しますが、エスクァイアは全グレードが5ナンバー展開になっております。

ちなみに、車体サイズのどれかひとつが
全長:4,700mm以上
全幅:1,700mm以上
全高:2,000mm以上
になるとナンバープレートが3ナンバーになるので、全高は余裕があるものの、全長・全幅については-5mmと、ギリギリ収まっております。

また、ギリギリ収まっている全幅1,695mmについては、トヨタのアクアやヴィッツといった小回りの利くコンパクトカーと同じサイズなのです。※ミラーサイズは含まれておりません。

車体の長さや高さは、もちろんエスクァイアの方が大きいですが、全幅は同じサイズなのです。

上からエスクァイア、アクア、ヴィッツ

そう言われると、エスクァイアのフォルムが非常にスリムに見えてきます。

全長4,695mmは、5ナンバーサイズのミニバンとしては平均的なサイズです。ミニバンを運転したことのある方からすると問題なく運転できるサイズです。

 

近いサイズのミニバンをまとめてみました。

メーカー・車種 ・・・・・全長×全幅×全高(mm)

日産・セレナ ・・・・・・4,690×1,695×1,865
スズキ・ランディ ・・・・4,690×1,695×1,865
トヨタ・ヴォクシー ・・・4,695×1,695×1,825
トヨタ・ノア ・・・・・・4,695×1,695×1,825
トヨタ・エスクァイア ・・4,695×1,695×1,825
ホンダ・ステップワゴン ・4,760×1,695×1,840
三菱・デリカD:5 ・・・・4,790×1,795×1,870
トヨタ・エスティマ ・・・4,820×1,810×1,760
ホンダ・オデッセイ ・・・4,840×1,820×1,685
トヨタ・ヴェルファイア ・4,935×1,850×1,950
トヨタ・アルファード ・・4,945×1,850×1,950
日産・エルグランド ・・・4,975×1,850×1,815

 

全高については、特殊な屋内駐車場でもない限り入庫できますし、高速道路で横風に煽られやすいということもありません。

ただし、機械式の立体駐車場では停められない場合があります。平面駐車場であればまず問題はありませんが、家庭用・マンション用の機械式立体駐車場には高さ制限があると思います。

比較的多いのが、全高1,800mm以下の車しか駐車できないタイプです。エスクァイアは、可能範囲外になります。もちろん、たったの25mm(※4WDは65mm)オーバーなので、停められないことはないのですが・・・。

例え、何段式かの屋上だとしても、強風での横揺れによる横転が考えられるのでNOです。

 

【トヨタ・エスクァイア】乗ってみたサイズ感は?


実際のサイズと比べて、乗車してみて思うところやサイズ感を書いていきます。

前出の通り、全幅はアクアやヴィッツと同サイズなのですが、エスクァイアは運転席も高く視野が広いので、狭い道路での他車とのすれ違いや、駐車場への車庫入れに関して言えば、エスクァイアの方が運転しやすいと感じます。

実際に、私自身もアクアからの乗換えなので、裏道などの狭い道路であっても、私も妻もスムーズに運転できております。

しかし、小回りに関して言えば、全長4,695mmは長いと感じます。全幅がそこまで広くないのでスリムなフォルムではありますが、妻はS字クランクと縦列駐車に慣れるのにかなり時間がかかりました。しかも、慣れてきた今でも苦手なようです。

しかし、購入から2年経過しても未だに擦っておりません。

 

そんなエスクァイアは、サイズ感として全長が長いと感じますが、その分、車内空間が広々ですので使い勝手は良いと感じます。

ちなみに、車内の広さは
室内長:2,930mm
室内幅:1,540mm
室内高:1,400mm

先ほどと同様に車内サイズを調べてみると

メーカー・車種 ・・・・・室内長×室内幅×室内高(mm)

日産・セレナ ・・・・・・3,240×1,545×1,400
スズキ・ランディ ・・・・3,240×1,545×1,400
トヨタ・ヴォクシー ・・・2,930×1,540×1,400
トヨタ・ノア ・・・・・・2,930×1,540×1,400
トヨタ・エスクァイア ・・2,930×1,540×1,400
ホンダ・ステップワゴン ・3,220×1,500×1,405
三菱・デリカD:5 ・・・・2,915×1,505×1,310
トヨタ・エスティマ ・・・3,010×1,580×1,255
ホンダ・オデッセイ ・・・2,935×1,560×1,325
トヨタ・ヴェルファイア ・3,210×1,590×1,400
トヨタ・アルファード ・・3,210×1,590×1,400
日産・エルグランド ・・・3,025×1,580×1,285

先ほどの全長の順番に並べたそのままの順番で、室内広さも比べてみました。

室内で注目すべきは、室内高が高いことです。
ステップワゴンに僅かに負けておりますが、1,400mmという高さはミニバントップクラスであり、未就学児から小学校低学年くらいまでは、車内で十分に立つことができます。

しかも、7人乗りの場合はセカンドシートがキャプテンシート仕様となっており、それぞれが独立して前後左右へ動くため、シートアレンジが豊富で、より広々と車内を活用することができます。

5ナンバーでこの室内サイズは素晴らしいと感じます。

 

【トヨタ・エスクァイア】サイズの大きさに合ったサポート

エスクァイアには、大きいサイズ感で車庫入れや縦列駐車が不安という方に向けて、

インテリジェントパーキングアシストという優れた駐車サポート機能があります。
※Gi Premium Package、Giにメーカーオプション

バックで車庫入れする際に、ステアリング操作を自動でアシストしてくれる機能です。

シフトレバーを「R」に入れると、自動で駐車枠を認識するシステムで、OKボタンをタッチすれば、認識した駐車枠に真っ直ぐ平行に入庫できるように自動でステアリング操作を行なってくれます。

さらに、目標の駐車位置に対する自動補正機能もついておりますので、運転者は周囲の安全確認とブレーキワークによる速度調整を行なうだけで、ハンドルを左右に切ることなく中央に駐車することが可能です。

ただし、優れた機能に頼りすぎになってしまい、周囲の安全を目視等で確認しないと、思わぬ事故に繋がりますので、しっかりと確認しながら駐車するようにしてください。

さらに、
バックガイドモニターも充実しております。

広角カラーバックガイドモニター

バックガイドモニターとは、シフトレバーを「R」に入れてバックをする時に、ハンドル操作の参考となるガイドラインをモニター上に表示します。

広角カラーバックガイドモニターは、その機能を拡張してバックカメラの画角を約180°までワイド化することができます。より判断しやすい視界を確保することができ、駐車をサポートしてくれます。

もし、画角がワイドすぎると感じた場合は、画面内のスイッチ操作でノーマルモードとワイドモードをワンタッチで切り替えることもできます。

 

【トヨタ・エスクァイア】サイズまとめ


実サイズとサイズ感を中心に書いていきましたが、エスクァイアは5ナンバーサイズの高級ミニバンとして、確立した地位を保てていると感じます。

トヨタの3ナンバーではアルファードやヴェルファイアなどエスクァイア・ノア・ヴォクシーより一回り大きく更に高級なミニバンのラインナップもありますが、

エスクァイアはそこまで大きくなけれど、アルファードに近い高級感のあるミニバンとしておすすめです。

 

今回の記事が、購入を検討している方に対して少しでもご参考になれば幸いです。

トヨタ・エスクァイアについて更に詳しく紹介しております。
エスクァイアのサイズ検証!ライバルミニバンとの比較はこちら!

 

この記事を書いた人

ゆきちもの
筋トレと野球が趣味のアラフォーです。
土日の野球は地方遠征が多いため、
エスクァイアは荷室も広くて重宝しております。