各自動車メーカーから発売されるコンパクトエコカー。
エコな時代にマッチしたコンパクトカーの代表車の一つがホンダフィット・フィットハイブリッド。
ここではそのフィット・フィットハイブリッドがエコで経済的であるという部分を
「エコカー減税」「自動車税」「サポカー優遇」
の点でライバル車の比較を含めて見ていきたいと思います。
Contents
◆フィット・フィットハイブリッドはエコカー減税対象?エコカー減税とは
エコカー減税は日本にエコカーを普及させるために行われている対策の1つです。
自動車を購入する際には自動車取得税を支払い、車検を通す際には自動車の重量によって自動車重量税がかかるようになっています。
エコカー減税ではこの2つの税金を軽減するようになっており、負担を減らす仕組みが取られている状況です。
当然のことながらフィット・フィットハイブリッドはエコカーなので、エコカー減税の対象になっており、その恩恵が受けられるようになっています。
実際にどれだけ減税がなされるかですが、これは平成32年度燃費基準に比べてどれだけプラスされているかによって変わります。
まずプラス30%を達成した車に関しては購入時における自動車取得税のうち80%が、自動車重量税の75%がそれぞれ免除されます。
しかも、翌年の自動車税に関しても75%の軽減となるため、プラス30%達成車であってもそれなりの恩恵が得られます。フィットハイブリッドでは確実にプラス30%をクリアしているので安心です。
次にプラス40%と50%達成車についてですが、こちらは2つとも同じ扱いになっており、自動車取得税と自動車重量税が免除、免税されることになります。
自動車税に関しては30%の時と同じく75%の軽減です。自動車税は翌年度分のみ減税ですが、重量税に関してはそれ以降も減税となります。結果的に節税効果としては10万円以上になり、かなりお得に乗ることができます。
◆フィット・フィットハイブリッドの自動車税は?
自動車税に関しては排気量によって税金の価格は変化します。
フィットハイブリッドの場合は排気量が1500ccのみとなっており、この場合の自動車税は3万4500円ということになります。
なので、毎年3万4500円を支払うことになるわけですが、フィットハイブリッドは燃費基準をクリアしており、グリーン化特例と呼ばれる恩恵を受けられます。
75%の減税なので翌年度の自動車税の支払いは9000円にとどまり、2万5500円も自動車税がカットされることになります。
一方、消費税を10%にする過程において自動車税の減税が検討されるなど、今後自動車税がエコカーに関係なく減税される可能性があります。
この場合には3万4500円だった自動車税が2万円台まで一気に下がることが考えられます。
その際にはエコカー減税の対象を絞るとされ、フィットハイブリッドでも特定のグレードでないと今までの減税の措置は受けられないことも出てきます。
増税のタイミングで自動車税に関する話題が必ず出るので情報を入れていく必要があります。
いずれにしても現状はそれだけの税金がかかり、翌年度だけ9000円になることは間違いありません。
増税が行われるかどうかは不透明な中、どちらに転んだとしても自動車税の軽減を何らかの形で受けることは確実です。
翌年度の軽減措置を受けつつ、その先の自動車税が減税されるような流れが一番お得であり、維持費の削減につながっていきます。
◆フィット・フィットハイブリッドのサポカー優遇について
セーフティサポートカーのことをサポカーと言いますが、車が運転を安全サポートしてくれる車を指します。
フィット・フィットハイブリッドにもサポカーSベーシックがついています。
サポカーSベーシックでできることはまず対車両に対する自動ブレーキです。
目の前の車が止まっているにもかかわらず誤って発進をした際にセンサーがそれを感知してブレーキをかけてくれるというものです。
誤発進抑制機能とも呼ばれ、渋滞中などに急な発進で前にぶつからないようにしてくれます。
ペダルの踏み間違いに関してもそれを抑制する機能がついています。
以前から目立つのがアクセルとブレーキを間違えるケースです。
慌てていると人はアクセルとブレーキを間違えやすくなります。
その際にセンサーなどが感知し、警告音などを鳴らすなどして自動制御を行います。
どの車にも標準装備されるようになっており、フィットハイブリッドでもサポカーSベーシックがつくようになっています。
サポカーの恩恵は事故を未然に防ぐことだけではありません。
実は自動車保険の割引にもプラスの影響を与えます。
自動車保険は事故の可能性に応じて保険料が変化します。
無事故の保険加入者はどんどん保険料が安くなるのはそのためです。
サポカーに乗っているということは少なくとも事故の可能性を軽減させてくれます。
なので、自動車保険の保険料も割引されるようになります。
フィットハイブリッドに乗る際には自動車保険の見直しもおすすめです。
◆フィット・フィットハイブリッドのライバル車「アクア」は?
フィットハイブリッドのライバルにアクアがいます。
このアクアはフィットハイブリッド同様に減税対象になるのかなど気になります。
アクアの場合はどのグレードでも平成32年度の燃費基準を40%以上上回っており、当然のことながらエコカー減税の対象であるとともにすべての車種において自動車重量税や自動車取得税が免税ということになります。
フィットハイブリッドは一部グレードで燃費基準プラス30%を達成しているものがある一方、アクアは全車種が免税です。
自動車税についてですが、アクアの車種は基本的に1500ccまでということになっており、フィットハイブリッドと同じく3万4500円が毎年かかります。
グリーン化特例として75%の減税ということになるのでこちらも登録翌年度の自動車税が9000円で済みます。
なので、エコカー減税などの恩恵で考えると車種のチョイスによってそれなりの違いがあるということになりますが、最高級グレードの場合にはフィットハイブリッドと全く同じです。
サポカーの部分で違いはあるかを見ると、アクアに関してはサポカーSワイドが適用され、より安全に運転が行えます。
サポカーSワイドになると、対歩行者に対する自動ブレーキが登場し、車線から逸脱した際には警報を鳴らします。
先進ライトと呼ばれる自動的にライトをつけてくれるようなものもつきます。
ベーシックは対車両に対する自動ブレーキがあったのに対し、こちらは歩行者にも対応するので安心です。
◆フィット・フィットハイブリッドのライバル車「ノート」は?
同じくライバル車のノートですが、ノートは平成32年度の燃費基準プラス50%を達成しており、自動的にエコカー減税の対象となるだけでなく、自動車重量税と自動車取得税もそれぞれ免除されます。
グレードが上がると自動車取得税も高くなり、1万7000円の違いがグレードの差で生じるもののこれらも免除されます。
どの車種を選んでも自動車重量税も取得税も免税になるという点はフィットハイブリッドと違う部分です。
自動車税に関してはこちらもアクアやフィットハイブリッドと同じ3万4500円です。
当然ながらグリーン化特例の対象になっているため75%の減税となって登録翌年度の自動車税は9000円となります。
このあたりはアクアと全く変わりません。
3つの車種で比較すると、エコカー減税や自動車税に関してはノートもアクアもほぼ同じで、フィットハイブリッドは車種によっては若干の違いが生じることになるということになります。
では、ノートのサポカーの状況についてですが、アクアと童謡サポカーSワイドに適合しています。
アクセルとブレーキの踏み間違いによって発生する衝突の防止を支援する機能を拡充し、フロントカメラと連動することで時速25キロまでに可動域を拡大するなど作動レベルが上がりました。
またハイビームとロービームを自動で切り替えるハイビームアシストをほとんどのグレードに標準装備をするなど、進化を遂げており、サポカーの性能を高めています。
各社それぞれの特徴・魅力のあるコンパクトカーを発売しています。
ご自身のライフスタイルに合わせてあなたに一番のコンパクトカーをチョイスしてください。
ちなみに私はやはりフィットハイブリッドからコンパクトカーデビューしてみたいと考えています。
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