2018年8月30日に日本復帰を果たした新型CR-V。

復帰したCR-Vですが、充実した標準装備を兼ね備えた非常に機能性が高い車となっています。

その標準装備の中で注目したいのがホンダセンシング。

今やホンダ車には当然の用に搭載されているこのシステムですが、車種によって採用されている機能の数や性能が異なっており、新車種の登場やフルモデルチェンジの度に機能や性能について話題となっていました。

日本復帰した新型CR-Vにもホンダセンシングは標準装備されているのですが、いったいどの様な機能や性能が採用されているのでしょうか?

今回は新型CR-Vのホンダセンシングについて調べてみました!

ホンダセンシングとは?

https://carlifeplus.net/honda/cr-v-detail/より引用

まず最初にホンダセンシングについて簡単におさらいしておきましょう!

ホンダセンシングとはホンダが開発した安全支援運転システムの総称であり、2014年10月からホンダ車に採用され始めました。

検知距離の長いミリ波レーダーと障害物を映像として検知できる単眼カメラの2種類を使用した複合方式で、お互いの長所を活かし、短所を補い合うシステムとなっており、自動ブレーキ等による事故回避や長距離ドライブの疲労を減らす事でドライバーに安心と快適な運転を提供してくれています。

ドライバーにとって非常に心強いシステムとなっているホンダセンシングですが、2018年現在では全10個の機能が存在し、その機能は以下の通りとなっています。

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・歩行者事故低減ステアリング
・車線維持支援システム(LKAS)
・アダプティブクルーズコントロール
・路外逸脱抑制機能
・誤発進抑制機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
・後方誤発進抑制機能

非常に充実したシステムとなっているホンダセンシングですが、実はこの機能全てが採用された車は少なく、何かしらの機能が省かれていることがほとんどでした。

では、新型CR-Vにはどの機能が採用されているのでしょうか?

新型CR-Vに採用されているホンダセンシングの機能は?

新型CR-Vのホームページから確認した限り、採用されているホンダセンシングの機能数は9個となっており、残念ながら全ての機能が搭載されてはいないようです。

では、採用されたホンダセンシングの機能を見てみましょう!

今回、新型CR-Vに採用されたホンダセンシングの機能は以下の通りです。

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・歩行者事故低減ステアリング
・車線維持支援システム(LKAS)
・アダプティブクルーズコントロール
・路外逸脱抑制機能
・誤発進抑制機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム

https://www.honda.co.jp/CR-V/new/より引用

ホンダセンシングで最も使う頻度が高いであろう、アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システム(LKAS)はしっかりと搭載されていますね。

また、マイナーチェンジ後のヴェゼルには不採用となっていたオートハイビームも新型CR-Vでは取り入れられています。

では、今回不採用となって機能は一体なんなのでしょうか?

搭載されなかった機能は何?

ホンダセンシングの全システムと新型CR-Vに採用された機能を見比べた結果、今回新型CR-Vに採用されなかった機能は後方誤発進抑制機能だと解ります。

https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/r-fssf/より引用

この機能は主にバック駐車などを行うときに役立つ機能となっており、センサーがほぼ真後ろの近距離にある障害物を検知し、バック運転での急な発進を抑制し警報音とメーター内の表示で注意を促すシステムです。

バック駐車が苦手な人にとっては重宝しそうな機能となっており、運転に慣れた人でも、もしもの時は助けになるシステムですよね。

新型CR-VはミドルサイズSUVという比較的大きめな車となっていますので、真後ろといっても見えにくい部分は出てきそうですなの、もし採用されていたら役に立った機能であると思われます。

それだけに不採用となっているのはやや残念に感じますね。

ACCに渋滞追従機能が採用

さて、ここまでは残念な点を見てきましたので、次は高評価となる点を見てみましょう!

最も評価できるのは新型CR-Vのアダプティブクルーズコントロール(ACC)に渋滞追従機能が採用されている事ではないでしょうか?

アダプティブクルーズコントロールは前に走車がいる場合には前走車を一定の車間距離を維持し走行し、前に車がいない場合には予めドライバーが設定した速度で走行を続けてくれる機能であり、高速道路などで非常に重宝する機能となっていました。

しかし、従来のアダプティブクルーズコントロールには車速が30km/h以下になると解除されてしまうという弱点があり、新型CR-Vの弟分にあたるヴェゼルもこの設定となっています。

ところが新型CR-Vのアダプティブクルーズコントロールには渋滞追従機能が付いており、前走車が停止したら、それに追従し自動的に停止。

さらに、前走車が走り出した場合、スイッチ操作またはアクセルを踏めば追従走行を再開してくれるという優れものとなっています。

高速道路を使用する上で、渋滞は避けては通れませんのでこの機能の有無によって疲労感はかなり変わってきそうですね。

新型CR-Vに搭載されているアダプティブクルーズコントロールには非常に頼もしい機能が追加されていました!

新型CR-Vのホンダセンシングについてまとめると

今回は新型CR-Vに採用されたホンダセンシングについて調べてみました。

新型CR-Vにはホンダセンシングの機能から9個のシステムが採用されており、後方誤発進抑制機能が不採用となっていました。

後方誤発進抑制機能は主にバック駐車などで役に立つ機能となっており、運転初心者やうっかりした時に役に立つシステムとなっていますので可能なら採用して欲しかったところですよね。

特に新型CR-VはミドルサイズSUVという大きな車となっていますので、この機能は重宝されそうに思われます。

やや残念に感じる新型CR-Vのホンダセンシングですが、アダプティブクルーズコントロールには渋滞追従機能が採用されており、この点は非常に好感が持てるポイントとなっているのではないでしょうか?

渋滞追従機能は前走車が停止したら、それに追従し自動的に停止し、さらに、前走車が走り出したら、スイッチ操作またはアクセルを踏めば追従走行を再開してくれるという機能となっており、高速道路で非常に役立つアダプティブクルーズコントロールと大変相性が良い機能です。

この機能があれば高速道路で渋滞に巻き込まれたとしても運転の疲れをかなり緩和することが出来ますよね。

また、この機能は弟分であったヴェゼルには無かった物となっていた為、機能追加に喜んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

後方誤発進抑制機能が不採用となり残念に思われた新型CR-Vのホンダセンシングですが、アダプティブクルーズコントロールに渋滞追従機能が採用された事は非常に喜ばしい点ですね。

新型CR-Vのホンダセンシングは弟分にあたるヴェゼル以上の機能を持ったシステムとなっており、より使い勝手のよい安全支援運転システムとなっていました。

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この記事を書いた人

桃鉄@稚内
現在、稚内在住の30代男性
車だけでなくバイクにも興味があり250ccのバイクを一台保有!
北海道で生まれ、地元が好きだが、年の半分近くバイクに乗れないのが少し不満。
夢はバイクで47都道府県を制覇!!