自動車を維持していく上で必要不可欠なタイヤ交換。積雪量の多い地域では、毎年スタッドレスタイヤに変える必要もある。
タイヤ交換の方法は、自動車学校で学んだと思うが、忘れている人も多くいるだろう。
そこで、ジムニーのタイヤ交換の方法にフォーカスを当てて、タイヤ交換の方法とジムニーのタイヤの適正サイズについてまとめる。
Contents
ジムニーのタイヤサイズ
ジムニーの純正タイヤサイズ
軽自動車唯一の本格オフロードカーとして販売されているジムニー。一般的な軽自動車よりも大きなホイールを装着した悪路走破性能の高い車である。以下にジムニーと軽自動車販売台数1位のN-BOXのタイヤサイズをまとめる。
ジムニー
前後共通
タイヤサイズ:175/80R16
タイヤ幅:175 mm
扁平率:80 %
ホイール径:16インチ
N- BOX
※ターボ無し(以下NAと記載)モデル参照
前後共通
タイヤサイズ:155/65R14
タイヤ幅:155 mm
扁平率:80 %
ホイール径:14 インチ
このように、ジムニーは一般的な軽自動車と比較して大きいタイヤを履いている。
一般的に、タイヤサイズの変更は走行性能に直結すると言われている。
ジムニーのタイヤサイズ変更
ジムニーユーザーには、タイヤサイズを変更して大きいタイヤを履かせたい。違うパターンのタイヤを履かせたいという方もおられるだろう。タイヤサイズを変更すると一般に燃費が悪くなったり、車体に何らかの影響が出ることもある。
タイヤのサイズ変更、社外ホイールへの変更は、自動車のカスタムの入門編とも言える。
自身も購入した自動車は必ずと言って良いほど、タイヤを太くして社外ホイールを履かせてきた。そこで、社外のタイヤを履かせた際の限界のタイヤサイズを下記にまとめる。
・外径:約820 mmまで
・幅:約250 mmまで
つまり、235/85/R16までが限界となる。オフロード車で引っ張りタイヤを装着する例はあまり見ることはないが、扁平率次第では、もう少し大きいホイールを装着することが可能である。
また、これ以上の大外径ホイールを装着するとリフトアップやボディの改造を施さなければならない。ジムニーの車幅は、軽自動車の規格ギリギリで作ってある為大きな改造を施すと普通車に構造変更しないといけなくなることを念頭にカスタムしないといけない。
大きいタイヤを装着した場合
・接地面積が大きくなって、グリップ力が増す。
・転がり抵抗が増えて燃費が悪くなる。
小さいタイヤを装着した場合
・大きいタイヤよりもグリップ力が弱い。
・転がり抵抗が減って燃費が良くなる。
以上のように、ジムニーに装着されているタイヤはグリップ力が強く、燃費の悪いタイヤになっています。メーカーのカタログに載っている燃費は、
・ジムニー:16.2 km/L
・N-BOX:27.0 km/L
となっている。ジムニーは車体が重い、4WDなどタイヤサイズ以外の要因を含んで他車と比較して燃費が悪い。だが、メーカーの提唱する「プロの道具」を実現するためには、必要不可欠な装備であると言える。
ジムニーのタイヤサイズアップとは?
サイズアップの効果
ジムニーをはじめとした、オフロード車でタイヤサイズアップしている車はよく見かける。だが、実際に走行に与える影響や効果について理解することなく改造している人もいるだろう。そこで、サイズアップした際のメリットとデメリットをまとめた。
メリット
・燃費が良くなる。
外径が小さい場合と大きい場合では、走行性能に違いが出る。まず一番にあげられるのは、燃費である。同じ動力で長い距離走れるのは当然サイズの大きいものである。
・見た目が良くなる
タイヤを大きくすると、全体的なシルエットも大きなものとなるため車体が大きく見えるようになる。
デメリット
・加速力が悪くなる。
大きいタイヤを装着すると、小さい時よりも1回転あたりに要する力が大きくなり加速力が悪化する。
・登坂力が悪くなる
加速力が悪くなるのと同様の理由で、坂を登る力が弱くなる。
・スピードメーターが狂う
体感できるほどの大きな違いはあまり出ない。だが、スピードメーターは1回転あたりの走行距離で計算されているので表示の速度と違う数値が出る事にもなりかねない。
タイヤ交換の仕方
タイヤ交換を自分でする方、店に頼む方など交換の仕方は様々である。何れにせよ、正しいタイヤ交換の仕方を知らない人は多いだろう。そこで、車載工具を使った正しいタイヤ交換の仕方を下記にまとめる。タイヤ交換の際に参考になると幸いである。
1.準備
準備品:手袋、ジャッキ、ホイールナットレンチ、替タイヤ
車載工具内にある以上の準備品を出して、タイヤ交換を行う。車載工具の場所は、自動車に積んであるマニュアルを確認すると良い。ジムニーは、リアトランクの下の収納スペースに入っている。
2.地面や場所の確認を行う。
・水平であること
・地面が柔らかくなく、アスファルトやコンクリートであること
・砂利等の不安定な場所ではないこと
以上の点に気をつけて場所を決める。
(以前、斜面でタイヤ交換をしてジャッキを曲げたことがある)
3.サイドブレーキをかける。
ジャッキアップして、車体が動くと車の故障や事故に繋がりかねないので十分に気をつける。
4.ホイールナットを少しだけ緩めておく。
ジャッキアップする前に、ホイールナットを少しだけ緩めておく。ジャッキアップ後に緩めると、タイヤが動いてうまく緩まらない恐れがあるから。
5.ジャッキで車体を持ち上げる。
ジャッキアップポイントに、ジャッキを当ててジャッキアップ(3 cmくらい )する。ジャッキアップポイント以外で車体を持ち上げると、塗装が持たなかったり金属の強度が持たなくなって錆などの損傷につながるので注意。
ジムニーのジャッキアップポイントは、サスペンションアームのボス部分である。わかりにくい場所なのでディーラーの方と確認してから交換すると良い。
6.ナットを緩めてタイヤを外す。
ナットを全て外して、新たなタイヤを取り付ける。
7.対角線上にナットを締める。
一気に一つのナットだけを締めこんでしまうと、ホイールが斜めに取り付けられてしまう為、すべてのナットを対角線上に少しづつ締める。
締め加減がわからない人は、トルクレンチを購入すると良い。
8.ジャッキを下ろして、締め加減、空気圧を確認する。
しっかり締まってるか、空気圧は大丈夫か確認を行う。
ジムニーのタイヤ交換はどこは安い?
自分ですれば無料で出来るタイヤ交換。不安だし店にやってもらいたい、時間が勿体無いという方はお金を払って店に交換してもらうだろう。そこで、大手カー用品店、ディーラー、ガソリンスタンドでタイヤを交換した場合の工賃などについてまとめた。
・大手カー用品店
一本あたりの工賃:540 円
4本分の工賃:2160 円
・タイヤを購入して、その場で変えてもらえる。
・比較的安い工賃で変えてもらえる上に確かな腕である。
・ディーラー
一本あたりの工賃:1600 円
4本分の工賃:6400 円
・工賃は高いが、その分信頼とサービスが充実
・ついでに点検も行なってもらえることもあり、総合点は高い
・ガソリンスタンド
一本あたりの工賃:1000 円
4本分の工賃:4000 円
・ディーターと大手カー用品店の中間くらいの値段設定。
・ディーラーほど腕に信頼性が高い。
まとめ
ジムニーのタイヤサイズ変更は、注意して行うべき。軽自動車の車格の範囲内で十分楽しめるので法に触れないようにカスタムしていただきたい。
タイヤ交換は、店によってまちまちであり、値段の高さが腕の高さに直結する。
ジムニーの値引きは、こちらのサイトで詳しく紹介しています。ご一読ください。
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