ミドルクラスのワンボックスミニバンとしてベストセラーのトヨタノアですが購入の前には試乗してから決めたいですね。
今回はノアの試乗した評価や試乗のポイントなどを検証していきたいと思います。
トヨタノアに試乗してみました
引用:https://toyota.jp/noah/interior/comfort/?padid=ag341_from_noah_in_comfort06
新型ノアの特徴はフロントマスクのイメージチェンジで、今までの大人しい顔つきから最近の売れ筋ミニバンの流行を追って迫力ある金属感たっぷりになったところにあります。
走行性能は大きくは変更なくファミリーカーらしくて破綻のない安定性に落ち着いています。
売れ筋であるハイブリッドは1.8L+モーターのジェントルな性格が持ち味で走行性能に限ってはガソリン車とそれ程は変わらない様です。
車重がガソリン車よりも200kg以上重たいのですがモーターのパワーがありますからそこは相殺されている様で、ハイブリッド独特の静粛性が最大の魅力と言えるでしょう。
引用:https://toyota.jp/noah/interior/comfort/?padid=ag341_from_noah_in_comfort06
街中では無音に近い状態で発進して気がつくとエンジンがサポートしてくれている、登り坂ではやや回転音が耳につく事がありますが、下り坂ではほぼモーター走行でブレーキをかければバッテリーに充電されています。
高さが1800mmはありますがステアリングを切ってもフワついたところは無く、かといってリニアについてくるほどシャープでも無いと言ったザ・ファミリーカーといった走行性能です。
ではガソリンエンジンは騒々しいのかといえばその様な事はなく、極めてジェントルな性能で必要にして充分、そしてこのサイズでは立派といえる燃費性能を両立しています。
今では当たり前になった両側電動スライドドアを開いて中に入ると広々とした空間が広がり、少々地味ながらかけ心地の良いセカンドシートを最後列にスライドすればほとんどリムジンの気分が味わえます。
家族で出かける時にお子様はチャイルドシートに座らせると思いますが、セカンドシートからでも助手席に車内移動できるのはとても便利ですね。
引用:https://toyota.jp/noah/interior/comfort/?padid=ag341_from_noah_in_comfort06
こういったワンボックスミニバンでは運転者が孤独なドライバーになりがちですが、そうならない様な設計者の暖かさが伝わってくる様です。
サードシートを跳ね上がる時も、実際に使うのが女性が多いでしょうから、出来るだけ簡単に力が必要ない様な配慮で造られています。
運転席に乗り込んでインパネを見ても分かりやすく、ナビゲーションは大型で見やすい、全てがファミリーファーストで造られているトヨタノアですから、ミニバンの中でも売れ続けている事がわかる様な気がします。
トヨタノアの実際の試乗評価はどう?
引用:https://toyota.jp/noah/accessories/interior/
ここまではトヨタノアの試乗情報をお知らせさせて頂きました。
ここからはノアの実際に乗っている方の声を中心に検証してみたいと思います。
トヨタノアに興味を持ち、購入しようとしている方の多くはファミリー層だと言われています。
今回ノアのフロントマスクが迫力ある意匠に変更になったのはやはり同じトヨタのアルファード、ベルファイアの影響が大きいでしょう。
エアロパーツを装着したモデルが売れている事からそういったニーズの高まりにメーカーが応えた結果だと言えます。
迫力あるフロントマスクとは対照的に乗り心地は至ってマイルド、このクルマはスポーティに走らせる種類でないという事は運転していると痛感させられます。
引用:https://toyota.jp/noah/accessories/interior/
実際に試乗した方から多く聞かれた声ですが、走行性能を優先している方は少ない様ですね。
使い勝手に関しては絶賛の声が多く聞かれました。
やはりユーザーの声を多く吸い上げてクルマ造りに反映しているからですね。
乗り心地はセカンドシートが最も恩恵を感じられる様で、サスペンションのセッティングもそこに合わせてあるようです。
ワンボックスミニバンですからサードシートであっても大人が充分に長距離移動できる座り心地と広さがあり、セカンドシートがキャプテン式ならば車外に出なくてもウォークスルーできますのでとても便利です。
引用:https://toyota.jp/noah/grade/?padid=ag341_from_noah_navi_grade
ステップワゴンがバックドアを分割開閉式にして高評価を受けていますがノアも時期モデルでは採用になるかもしれませんね。
エクステリアデザインに関してはワンボックスの場合はあまりデザイン自由度が高くなく、どうしてもフロントマスクで変化をつけるしかありませんから、差別化としてはインテリアのカラーや質感、シートアレンジに重点が向きます。
予算の都合もありますからインテリアを豪華にしてしまうと席数が多いだけに価格も跳ね上がり、ユーザーが購入できなくなってしまいます。
この辺りの配分はトヨタの強みで、ユーザーがどこが最も重要な点と思っているのかを確実に掴んで改良してきます。
トヨタノアがファミリーに満足度が高い状態が長らく続いているのもそういった側面もあるのでしょう。
一方で安全装備の自動ブレーキや前車追従システムに関しては装備が遅れています。
これは開発できないのでは無く、装備に慎重になっているという声が多くありますから、人命にダイレクトに関わる事ですから出来るだけリスクを丁重にに考えているのだと思われます。
トヨタノアにはこう乗ってみよう!試乗のポイントを紹介します
https://toyota.jp/noah/grade/gr_sport/?padid=ag341_from_noah_grade_gr_sport_thumb
ここまではトヨタノアの試乗に関する情報や実際に試乗した方々の声をお知らせさせて頂きました。
ここではノアの試乗する時のポイントを検証してみたいと思います。
ノアはハイブリッドとガソリン車の2種類のグレードで成り立っています。
どちらも乗った時のフィーリングが違いますからできれば両方とも試乗した方が納得いく結論が出ると思います。
パワートレーンだけでなく、例えばシフトレバーの形状も異なりますからよくシートポジションも確認した方が確実ですね。
ディーラーには1人ではなく、ご家族で行った方がベストです。
引用:https://toyota.jp/noah/grade/gr_sport/?padid=ag341_from_noah_grade_gr_sport_thumb
ファミリーカーですから皆さんで乗り込み、シートアレンジなどを試してみたり、頭上空間や車内の移動などもくまなくチェックしましょう。
カラーリングはホワイトかブラックを選択する方が多いですがメタリック系のカラーを選択する予定があるなら、できれば現物のクルマを太陽の光の下で確認した方が現実の色が掴みやすいですね。
引用:https://toyota.jp/noah/grade/gr_sport/?padid=ag341_from_noah_grade_gr_sport_thumb
運転席に座ったらシートポジションも大切ですが、後方や左右の視認性もよく確認しておいて下さい。
身体の大きさによっては斜め前などがピラーで見にくかったり、横方向がミラーで確認しにくかったりしますから把握しておけば安心です。
サードシートの使い勝手はご家族の方にも実演してもらい、できるかどうか試しましょう。
インテリアが地味だという意見もありますがファミリーの場合はシートカバーをつけている方が殆どですし、アフターマーケットも豊富にありますから、あまり気にしなくても良いかと思います。
試乗に行く時には事前に安全装備の説明をよく受けておいた方がよく、せっかくの機会に使い方がわからなくては判断に困ってしまうからです。
引用:https://toyota.jp/noah/grade/gr_sport/?padid=ag341_from_noah_grade_gr_sport_thumb
一般にハイブリッドとガソリンを試乗すると、ハイブリッドを選択する方が多いですが、価格差がかなりありますから注意が必要です。
ガソリン代を走行距離で取り戻すには10万キロ以上は走らなければなりませから現実的ではありません。
むしろハイブリッドならではの静粛性やモータアシストの走行性能などトータルで考えた方が良いでしょう。
コストパフォーマンスで考えればガソリン車一択という事になりますが、予算が許せばハイブリッドならではの魅力もありますからよく検討して決断した方が正解です。
トヨタはディーラーのサービスも全般的に信頼でき、全国どこでも存在しますから万が一の故障でも安心できるといったメリットもあります。