トヨタのアクアとマツダのデミオはコンパクトカーとして人気のある車です。ライバル車として比較されることが多いですよね。どっちを買うべきか?お悩み中の方へ…。この2車の違いを価格・室内空間・燃費の面からお届けしていきたいと思います。
どっちを買うのが御自身にとって最適なのか?ここでそのヒントを見つけてみて下さい。
トヨタ アクアVSデミオ 価格比較
トヨタ アクアは2011年に誕生した、ハイブリッド専用・2WDのみのコンパクトカーです。
多くの方に支持をされトヨタの中でも代表する車と言えます。
引用:https://www.mazda.co.jp>cars>demio
マツダ デミオは1996年に誕生し、現在のデミオは4代目。ガソリン車とディーゼルエンジン車を設定(2WD・4WD)。ハイブリッド車の設定はありません。一部のグレード(2WD)にマニュアル車(6MT)の設定があるのが特徴と言えます。
ここではアクアに合わせて2WDでの価格比較をしていきましょう。
価格は全てメーカー希望小売価格(税込み)です。
「アクア」
グレード | 価格 |
---|---|
L | 178万5,240 |
S | 188万6,760 |
*S“StyleBlack” | 197万9,640 |
G | 205万2,000 |
G“ソフトレザーセレクション” | 207万9,000 |
Crossover | 205万2,000 |
*Crossover“Glam” | 212万3,280 |
G“GRSPORT” | 232万2,000 |
G“GRSPORT・17インチパッケージ” | 252万7,200 |
「デミオ(ガソリン車)」
グレード | 価格 |
---|---|
15C | 139万3,200 |
15S | 149万400 |
15S Touring | 173万3,400 |
15S Touring L Package | 181万4,400 |
*15S Mist Maroon | 178万2,000 |
*15S Noble Crimson | 179万2,800 |
15MB | 156万6,600 |
「デミオ(ディーゼル車)」
グレード | 価格 |
---|---|
XD | 181万4,400 |
XDTouring | 201万4,200 |
XDTouringLPackage | 207万3,600 |
*XDMistMaroon | 206万2,800 |
*XDNobleCrimson | 207万3,600 |
*はアクア、デミオ共に特別仕様車です。
デミオの6MT車は「15Sシリーズ・XDシリーズ・15MB(6MTのみ)」に設定。特別仕様車に設定はありません。
どうでしょう。価格だけからみるともちろんガソリン車が安いわけですが、アクアとあまり変わらない価格のものもありますね。
ディーゼル車はやや高めの価格からの設定で始まっていますが、あまりアクアと差はありません。ですがデミオは先進安全機能が全てのグレードに標準装備されており「サポカーS〈ワイド〉」に相当します。
アクアの先進安全機能はグレードL/Sにはメーカーオプション、それ以外のグレードには標準装備されていますが特別仕様車のみが「サポカーS〈ワイド〉」に相当し、その他のグレードは「サポカー」に相当。インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)をメーカーオプションで付けると「サポカーS〈ワイド〉」となります。
その点を考慮していくとややデミオの方がお得感はあるかもしれませんね。アクアで言えば特別仕様車のS“Style Black”がお得と言えます。
これからの購入であれば先進安全機能は付いていた方が良いと思います。デザインはどちらでも良いという方は先進安全機能を基準に考えられるといいでしょう。
続いては室内空間について見ていきましょう。
トヨタ アクアVSデミオ 室内空間比較
車を購入する際にはやはり室内空間は重要ポイント!自分のお部屋のようなものですからね。まずはサイズから比較していきましょう。
サイズ | アクア | デミオ |
---|---|---|
室内長(mm) | 2,015 | 1,805 |
室内幅(mm) | 1,395 | 1,455 |
室内高(mm) | 1,175 | 1,210 |
荷室容量(L) | 299~305 | 280 |
室内長はアクアの方が長いですが(上画像参照)、室内幅と室内高はデミオの方が僅かではありますが大きめとなっています。
荷室容量はアクアの方がやや荷物を多く載せることができますね。
「アクアの収納スペース」
「デミオの収納スペース」
引用:https://www.mazda.co.jp>cars>demio
それぞれのオーナーさん達からの室内空間に関しての口コミをまとめてみると…
▷アクアは後部座席が狭くて天井が低いため圧迫感があるとの意見が多く、質感は以前に比べると改善されてきてはいるがチープ感があるとのこと。
▷デミオは後部座席は狭い。収納箇所が少ない。質感はコンパクトカー以上。シートのホールド感が良い。と満足されている方が多めでした。
やはりコンパクトカーなので後部座席にしわ寄せがくるのは仕方のないことなのかもしれません。質感はデミオの方が満足度が高め。
デミオの収納スペースは必要最小限といった感じかもしれないですね。
それでは一部ではありますが、それぞれの室内の画像を見ていきましょう。
「アクア L(ナチュラルグレー/L用ファブリック)」
「アクア G“ソフトレザーセレクション”」
ブラックの合成皮革にシルバーのダブルステッチ、パーフォレーション付き。(ホワイトもあります)
「アクアCrossover“Glam”」
ダークブラウンの合成皮革とブラウンブラックのファブリックを使用。ブラウンステッチとリボンがポイント。
後部座席のシートアレンジはグレードLが一体可倒式、その他のグレードは6:4分割可倒式となっています。
「アクア コックピット」
このホワイトはCrossoverとG“ソフトレザーセレクション”に設定されています。
視線を動かさなくても運転ができるように前方にメーター表示が設定されています。
「デミオ Touring(クロス・ブラック)」
引用:https://www.mazda.co.jp>cars>demio
「デミオ Noble Crimson(クロス・レッド/千鳥格子)」
女性に人気がありそうなインパクトのあるレッドです。
引用:https://www.mazda.co.jp>cars>demio
この他にシートの一部にスエード調人工皮革や本革を使用したグレードもあります。
後部座席のシートアレンジは6:4分割可倒式シートバック、グレード15Cと15MBはメーカーセットオプションとなっています。
「デミオ コックピット」
引用:https://www.mazda.co.jp>cars>demio
運転時に必要な情報は御覧のように正面に設置されていて、視線をそらすことなく確認できるのが嬉しい点と言えるでしょう。
これはマツダの人間を中心とした設計思想によるものだと言います。
どちらもグレードによってシートの材質やカラーを変えたり、配色を施すなどして選ぶ楽しさがあります。
シートのカラーによって室内の雰囲気は随分と変わってきます。
格好良くもなったり、女性らしくもなったり…。ボディカラーとのバランスを考えながら選ばれると更に統一感が増すこと間違いなしです!
コックピットも常に安全運転ができるよう工夫されていましたね。
後部座席のシートを倒すことで荷物を置くスペースが更に確保されますが、荷物を多く載せるという方は購入前に実際に確認することをオススメします。
サイズ的にはあまり変わらないので、シートの好みやどちらが御自身にとってコックピットは使いやすいか?がポイントとなってくるでしょう。
最後は燃費についてお届けしていきましょう。
トヨタ アクアVSデミオ燃費比較
車の維持費として気になるのはやはりガソリン代。“燃費の良い車は魅力的”と感じられる方も多いことでしょう。
この2車の燃費はどうなのでしょうか?まずはカタログ燃費から比較していきましょう。
デミオのガソリン車のみがWLTCモード、それ以外はJC08モードでの数値となっています。
JC08モードでの実燃費は20~30%低下すると言われており、WLTCモードは実燃費に近い数値と言われています。
車種 | 燃費(㎞/L) |
---|---|
アクア(L) | 38.0 |
アクア(L以外) | 34.4 |
デミオ(ガソリン車) | 19.0~19.8 |
デミオ(ディーゼル車) | 26.4~30.0 |
アクアは燃費の良さを売りにしている車だけあってさすがの数値。
オーナーさん達からも…
☆エコ運転では30㎞/L
☆燃費を意識しなくても平均約23㎞/L
☆ガソリン代が節約できた
☆平均27.6㎞/L
など高い評価を得ています。
デミオのディーゼル車もかなりの数値。ガソリン車との差が出ていますね。
ディーゼル車は燃費の良さだけではなく走りの良さも追究したクリーンディーゼルエンジンを使用しています。
ガソリン車のオーナーさんからは…
☆郊外では19㎞/L
☆平均15~18㎞/L
☆満足している。
ディーゼル車のオーナーさんからは…
☆平均22㎞/L前後
☆30㎞/L達成
☆燃費の良さに驚き!
どちらも満足の声が上がっていました。
デミオは燃費の良さの他に、走りの良さも評価されている方が結構おられました。
燃費重視の方であればアクア、走りの良さを求めたい方はデミオ、燃費と走りの良さを求めるならデミオのディーゼル車がオススメと言えます。
トヨタ アクアVSデミオ比較のまとめ
アクアとデミオを比較してきました。
決め手のヒントとなるものは見つかったでしょうか?
価格的にも室内空間においても大きな差はあまりなく、燃費で差が出てくると言えるでしょう。
決め手となる点は、室内の使い勝手の良さ・シートや質感の好み・燃費を重視するのかしないのか?となるのではないでしょうか。
後部座席の広さのチェックも購入前には確認しておきたい所と言えるでしょう。
ゆっくり考えてベストな選択をして下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。